2011年夏至キャンドルナイト
「ポスト3.11のための江戸学」
主催: NP法人カフェ・デラ・テラ
共催: 善了寺
とつか宿駅前商店会
■日時:2011年6月17日(金)18:00〜21:00
■場所:善了寺(戸塚駅から徒歩7分)
駅からの行き方:
東口の大きなビル「modi」1階スターバックスを左折、ビル沿いに直進。
つきあたりの交差点を右折して、東海道沿いを進み、左手に郵便局が見えたら、
その先の細い坂道をあがると本堂があります
地図
あなたの使うその電気、
本当に必要ですか?
電気も原子力もない時代の昔の人の知恵を
これからの私たちに活かせるのではないでしょうか。
新しい暮らしのヒントを探しませんか。
■趣旨:
今年3月11日、東日本大震災が発生しました。私たちは多くの悲しみの中から、
3.11後の新しい時代―『ポスト3.11』をどのように生きていくべきなのか?ヒントは、
私たちの国が活気にあふれ一番栄えていた時代“江戸”にありました。地産地消、循
環型社会、人々の繋がり、最低限のエネルギー消費など、江戸ならではの持続可
能なライフスタイルは今を生きていくための学びがたくさんあります。江戸を学んで、
一人ひとりがしあわせな未来を想像する、考える。江戸時代から学ぶ“
懐かしい未来”。皆さんのこころに温かい灯りを一つ、ひとつ灯します。
■参加費:
カンパ(今日のイベントがあるのは皆さんの”おかげさま”です)
恩送りの気持ちを込めておころろざしをお願いしています
■内容:
【一部】 東日本大震災追悼法要ならびに平和法要
【二部】 田中優子さん×辻信一さんトークライブ「ポスト3.11のための江戸学」
【三部】 ミュージックライブinキャンドルナイト
スローソウルシンガー松谷冬太さん×ジャズピアニスト遠藤律子さん
タイムスケジュール:
17:30 開場
18:00〜18:30 平和法要(30分)
18:30〜19:45 田中優子さん×辻信一さんトークライブ「ポスト3.11のための江戸学」
19:45〜20:00 休憩(15分) (カフェブース 物販ブース)
20:00〜20:45 ミュージックライブinキャンドルナイト
ソウルシンガー松谷冬太さん×ジャズピアニスト遠藤律子さん
21:00 終了
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<詳細>
【一部】 平和法要
―なぜお寺でキャンドルナイトなのでしょうか?
善了寺は親しみやすくウェルカムな場所であると同時に、深く神聖で優しい場所です。
住職が法要を唱えてくれると、仏様の前で謙虚な気持ちになり、心が安らぎます。
今年のキャンドルナイトでは、特別に地域住職さんたちによって、東日
本大震災追悼法要ならびに平和を願う法要を行ってくださいます。
(成田住職さん)追悼法要とは、悲しみを粗末にしない法要です。人が亡くなることは、
簡素に受け止めることはできません。悲しみをゆっくりと粗末にしない時、涙を通し
て深まる生命の絆があるのです。その絆を深めてゆく法要を追悼法要と申します。
また、平和法要は私達のビックビジョンを深めるために行います。善了寺の平和法要
の意義とは、仏像の前で平和を祈るというスタンスではありません。深い慈しみと智慧
の象徴である阿弥陀仏の前で、共におつとめする一人ひとりが、生命の尊厳ついて
深く考え、自己の存在と他の存在は切り離されるものではないことに思いをいたし、
過去・現在・未来(三世)を貫いて自らの平和と他の人の平和を考えていく為におつとめします。
法要は、深い慈悲と智慧の象徴である阿弥陀仏の願いを表現したものであり、
同時に、阿弥陀仏が私達の深く物事を考えていく姿を讃えてくださっているものです。
【第二部】
田中優子さん×辻信一さんトークライブ「ポスト3.11のための江戸学」
トークゲスト 田中優子さん
近世文学(江戸時代の文学)を専攻するが、その後、研究範囲は江戸時代の美術、
生活文化、海外貿易、経済、音曲、「連」の働きなどに拡がってゆく。さらに、中国文
学を中心に東アジアと江戸の交流・比較研究、布や生活文化を中心にインド・東南
アジアと江戸の交流・比較研究などにおよんでいる。江戸時代の価値観から見た
現代社会の問題に言及することも多い。
著書:『江戸の想像力』『未来のための江戸学』『布の力』など
HP: 田中優子 法政大学教授プライベートサイト
―3.11後今回のイベントに至るまでの想い、当日伝えたいメッセージをお聞かせ下さい
(田中さん)電気のなかった時代の毎日を想像してみませんか?
そういう時代にも人は充分に食べ、歩き、働き、美しいものを着て、こぎれいな家に
住み、芝居や本を楽しみ、大企業が立ち上がり、戦争をせず、いま私たちが「日本
文化」と呼ぶもののほとんどができあがりました。
電気の無い社会は野蛮な社会でも原始社会でもありません。
電力と命を引き替えにする必要などないのです。
悲壮な覚悟をするのではなく、まず、新しい社会を想像してみましょう。
コメンテーター 辻信一さん
文化人類学者、明治学院大学教授。 「100万人のキャンドルナイト」呼びかけ人代表。
数々のNGOやNPOに参加しながら、「スロ−」や「GNH」というコンセプトを軸に環境
=文化運動を進める一方、社会的起業であるスロービジネスにも積極的にとりくむ。
著書:『しんしんと、ディープ・エコロジー〜アンニャと森の物語」』(大月書店) 、
『しないことーースローライフのために』(ポプラ社)など
HP:辻信一のサイトへようこそ
【第三部】
ミュージックライブinキャンドルナイト
スローソウルシンガー・松谷冬太さん×ジャズピアニスト・遠藤律子さん
スローソウルシンガー・松谷冬太さん
ソウルシンガー。国内外での多くの音楽活動を通して、「こころの革命」を感じながら、
人や自然とのつながりを音にして、この混沌の時代に自分には何ができるのか、自
分の音楽と仲間たちとの活動をつなげて、暮らしやすい社会へダイナミックな変革を
模索しつつ、精力的に活動のフィールドを広げている。1stアルバム『森のうた』
(Try Record)など。
戻る